2020年8月6日放送のなないろ日和で夏のマスクの選び方・肌荒れ対策について、紹介されました！
教えてくれるのは、美容皮膚科医の小林美幸先生です。
目次
夏のマスクによる肌荒れ対策及びマスクの選び方
夏に長時間マスクを付けていると、肌荒れなど肌トラブルが起こりやすくなりますが、どうしてでしょうか？
夏のマスクによる肌荒れの原因は大きく分けて3つあり、次のとおりです。
・摩擦
・蒸れ
・乾燥
この記事では、夏のマスクによる肌荒れ対策及びマスクの選び方について、肌荒れの原因ごとに説明します。
摩擦
マスクをしながら、普通に生活していると、どうしてもマスクと口周りの肌との摩擦を引き起こします。
マスクと肌の摩擦が起こると、肌のバリア機能が低下するため、乾燥しやすくなります。
では、マスクをすることによる摩擦を軽減するには、どうすればいいでしょうか。
マスクによる摩擦を軽減するには、マスクの選び方が重要になります。
マスクの選び方には、2つの視点があるので、それぞれの視点で説明します。
自分に合ったサイズのマスクを選ぶ
マスクを選ぶ際にまず重要になるのが、自分に合ったサイズのマスクを選ぶことです。
そこで、自分に合ったサイズを知るための測り方がありますのでご紹介します。
自分に合ったサイズの測り方
1）親指を耳の付け根の一番高い所に当てます。
2）人差し指を鼻の付け根から1cmほど下のところに当てます。
3）このとき、親指から人差し指までの長さがマスクのサイズの目安になります。
（参考：日本衛生材料工業連合会）
この親指から人差し指までの長さに対応したマスクのサイズには、次のような目安がありますので参考にしてください。
| 測った長さ | おすすめのサイズ |
| 9～11cm | 子供用サイズ |
| 10～12.5cm | 小さめサイズ |
| 12～14.5cm | ふつうサイズ |
| 14cm以上 | 大きめサイズ |
肌触りのやさしい素材のマスクを選ぶ
自分に合ったマスクを選ぶほかに、マスクによる摩擦を減らすには、肌触りのやさしいマスクを選ぶことです。
例えば、綿でできたマスクを使うなど、肌触りのやさしい素材を使えばいいと思います。
そのほかに、不織布のマスクの内側に挟んで使う次のようなインナーマスクがあります。
シルク100％の生地でできているため、肌触りがやさしいことから、摩擦を軽減してくれます。
更に上側に面テープが付いているため、マスクに固定することができます。
シルク100％ ピタッと抗菌インナーマスク
966円（税込）
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蒸れ
もともとマスクをしていると、高温多湿になりやすいのですが、夏にマスクをする場合、より高温多湿になりやすくなります。
高温多湿になると、菌が繁殖しやすくなることから、もともと皮膚に存在する菌が繁殖することにより、肌が荒れてしまいます。
マスクによる蒸れ対策としては、同じマスクを長時間利用することなく、マスクを取り替えることです。
そのため、マスクは複数枚持ち歩いておくことが重要です。
乾燥
マスクによる「摩擦」「蒸れ」の対策について説明してきましたが、最後はマスクによる「乾燥」への対策です。
「蒸れ」と「乾燥」は反対の現象だと思いませんか？
蒸れると湿度が高くなるし、乾燥すると湿度は低くなるからです。
では、「蒸れ」と「乾燥」はどういう関係にあるのでしょうか。
マスクを長時間していると蒸れてきます。
長時間蒸れることによって、肌はふやけてしまうため、肌は傷つけやすくなってしまいます。
これは、オムツかぶれと同じです。
赤ちゃんが長時間オムツをしていると、汗や尿で蒸れて、お尻が傷つきやすくなるのと同じということです。
また、肌が長時間蒸れると、肌のバリア機能が低下します。
その状態でマスクを外した場合、肌に付着していた水蒸気が蒸発しますが、本来皮膚に必要な水分まで外部に放出されてしまうのです。
例えば、肌の表面がベタついているにもかかわらず、内側が乾燥している状態をインナードライと言います。
自分の肌の状態をチェック
自分の肌がどういう状態か、つまり肌の水分量と油分量を知りたかったら、市販の肌チェッカーを使えば、簡単にわかります。
肌の水分量と油分量による肌の状態は、次の表を見ればわかります。
| 普通肌 | 脂性肌 | 乾燥肌 | インナードライ | |
| 水分量 | 35～50％ | 30～40％ | 10～30％ | 10～30％ |
| 油分量 | 20～30％ | 35～50％ | 15～30％ | 30～45％ |
マスクによる乾燥対策
マスクによる乾燥への対策としては、蒸れにくいマスクを選ぶことです。
つまり、通気性の良いマスクを選ぶことになります。
そこで、通気性抜群のマスクを紹介します。
このマスクは、通気性が高く、吸水性・放湿性も優れているため、蒸れにくいマスクとなっています。
快適ガード 息ラクールマスク（ふつうサイズ 5枚入）
オープン価格
以上のように、夏のマスクによる肌荒れ対策及びマスクの選び方について、肌荒れの3つの原因ごとに説明してきましたが、最後に紫外線対策におすすめのマスクを紹介します。
ヤケーヌプチプラス（丸福繊維）
1,320円（税込）
UVカット率
ホワイト98％ ベージュ95.2％
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まとめ
夏のマスクの選び方に悩むことになるなんて、これまではほとんど考えられなかったことですよね。
熱中症対策の問題もありますが、多くの人が困っているのは肌荒れではないでしょうか。
本日放送されたなないろ日和で紹介された、肌荒れを防ぐための夏のマスクの選び方は、非常に参考になったのではないでしょうか。
この記事が夏のマスク選びの参考になれば幸いです。
